キミが好き。



────────────



「……んっ…」



カラダが横に倒れそうになる感覚で目が覚めた



どうやら亜梨子が俺に寄り掛かっているから倒れそうになったらしい…



「亜梨……!」



亜梨子を起こそうと横を向いて思わず言葉を失った



だってよく見たら手を握ったまま俺の腕にくっついて寝てるんだもん(笑)!



こんなことされたの初めて!



髪に触れようと頭に手を伸ばすと



「うわっ!」



いきなり声をあげて亜梨子が目を覚ました



「おっおはよう…!」




「はっ?

キモい!離れてぇーっ!!」



俺のカラダを横から力強く押して無理矢理遠くに追いやった





< 288 / 312 >

この作品をシェア

pagetop