キミが好き。



─カチャッ


身なりを整えてバスルームから出ると



玲音は何事も無かったかのようにテレビゲームをしている



さっきのこと……玲音にとっては大したことなかったの…?



そう思うと鼻の奥がツンって痛くなって目頭が熱くなってきた



「……玲音?」



「ん?」



「私…そろそろ帰る」




「あ〜…うん」



ってテレビに顔を向けたままこっちに顔も向けてくれない…



私がヤらせなかったから?




「………私に呆れた?」




「はっ?」







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