キミが好き。



「服ならクローゼットにいっぱい入ってるだろう?」


玲音の言う通り部屋のクローゼットの中には

私のために揃えられた高いブランド物の洋服が沢山入ってる


だけど



「こんなの着ないっ!!

玲音の服貸しなさいよ!?」



私は玲音の服が着たいの!!



「…じゃあほら、その中に服あるから適当に着て?」




「最初からそう言いなさいよ」



なんて言いながら玲音のクローゼットを開けてTシャツを取り出す



「俺、バスルームにいるから着替え終わったら教えて?」



「教えない」



「だよね」


って困った様に笑って



─バタンッ



バスルームに入って行った





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