キミが好き。



数分後、物凄い勢いで足音が近付いてきたと思ったら



─ガチャ



お風呂場のドアが開いて




「亜梨子ちゃーん!

久しぶりっ!!!!」



「ぶっ!」



服を着たままひなちゃんが私目掛けて飛び込んできた



「元気だった?」




「3日前に会ったばっかりだけど?」



「あれっ?そうだっけ?」



ひなちゃんは天然なのか


ふざけてるのかわからないけど


これでも玲音のお母さん(笑)


お母さんがいない私にとってひなちゃんは良き理解者でお母さんみたいな存在



「私……ひなちゃんにお願いがあって呼んだの、」




「何々?亜梨子ちゃんのお願いなら何でも聞くよ!?」




「………下着を貸して欲しいんだけど…?」




うわっ…こんなこと頼むの超恥ずかしい



言わなければ良かったかも





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