好き。だけど、きらい。


「ちょっと貸して。」

時間割を写していたあたし。
なんのコトかわからず、とまどっていると、彼はあたしの手からメモ帳とペンを奪い、なにかを書き出した。

「はい。コレ。」

「?????」

いきなり渡された1枚の紙きれ。

「ふぇ??」

あまりにも突然すぎて、間抜けともいえる返事をしてしまったあたし。

クスッと笑い、あたしを見る。

「俺のアド。今日メールして??」

……はい?!
いまなんと??

驚くあたしを見て、彼はクスクスと笑う。

そして、また言う。

「だから、今日そこにメールしてよ♪」

「……だれが?? なんのために??」

「時間割送っといて!!」

…なんであたしがっ?!


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