だいすき
「んぢゃ、教室戻ろうぜ???教室に帰ったらいっぱいやる事あるしなっ♪」

「………」

「あれ?怒らねーの??????」


いやいやいや。今この状況で怒れるわけないでしょ…


なんで秋穂がこんな所に居るの????


秋穂は引っ越したはずじゃぁ……


「ねぇ、敦也…あの人にキス見られたよ…」

「ん???あぁ、秋穂???ま、いいんじゃね???」

「秋穂って…なんで敦也、あの人の事知ってるの??」

「え?なんでって。真美知らねーの?おとつい引っ越してきたばっかのホカホカ転入生!んで俺と一緒のクラスだったからもう仲良くなってるわけ!」

「おとつい…」


うそッ…秋穂が帰ってきたッ!!!!


めちゃくちゃ嬉しい!ケド…キスした所…見られたよね…


「おーい!秋穂!俺の名前覚えたかぁ???敦也だぞ~あ・つ・や!!!」

「敦也??あつしじゃないのかよ」

「ば~か!敦也だ!早く覚えろー!!!」

「ははっ!うそだよ。ちゃんと覚えてるよ。敦也。」

「そーだよ!ちゃんと覚えてるんだったらそれでいい!」


うわっ・・・11年ぶりの秋穂だ…


声変わりしてだいぶ低くなった声…


金色の髪の毛…


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