だいすき
「秋穂…??」


秋穂があたしの胸に顔を埋めて泣いた。


そして、秋穂は言った。


「保育園の頃から真美が欲しくてたまらなかった。真美を忘れた日なんてなかった。だからココに引越して来た時はすげー嬉しかった。なのに、真美は敦也とキスしてて…」


そーだったんだ…秋穂、あたしの事をずっと想って…


「でも、今真美が俺にキスした時、俺は、少しでも『嬉しい』と思ってしまった。敦也にはわりーケド…俺……真美の事が、好きだ……」


秋穂がそんな風に思ってくれているなんて考えた事もなくて……


秋穂の素直な気持ちがすごい嬉しくて―……


「あたしも…敦也には悪いけど…秋穂の事…好きだよ」


秋穂の気持ちに答えてしまった。


「真美…俺、もう我慢できねぇ…」

「いいよ。あたしは準備出来てるから…」


今までの敦也への気持ちが秋穂へと変わっていく。


「キス…して??」

「あぁ…」


秋穂からのキスは、深くて、長くて、甘くて…でもどこが強引で……


「キスだけじゃたらないよ…」


あたしは秋穂のすべてが欲しくなった。


「いいの?」

「うん…お願い…」





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