だいすき
家から飛び出したあたしはすごい息切れしていた。


「真美??用意終わったのか??なんでそんなに息切れしてんだよ」


そうだ…敦也…居たんだ…


「お母さんと…はぁ…喧嘩しちゃって……んっはぁ…」

「そんなしんどいのか??」

「うん…まぁ…でも、もう大丈夫だよ」

「そっか。じゃぁ、また今から真美を疲れさしちゃおうかな???」


え…どーゆう事???


いつもならこんなやりとりが面白いのに…


なんだろう??今日の敦也は―――……


「『疲れさす』ってどーゆう事???」

「分かってるだろ???ホラ。俺ん家行くぞ。」


やっぱりそーゅう意味か……


「秋穂で汚れた真美の体をキレイにするんだ。真美にとっては嬉しい事だろ???」


い…嫌だ……


「『嫌』なんて言わせねぇ。無理やりでもヤるんだ。真美は寝てるだけでいいから。」


怖い……


いつもの敦也はどこに行っちゃったの???


嫌だよ……


怖いよ……


助けて、秋穂ッ!!!!!!


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