フレテ





「おりゃぁーーーーーーーーーーーーーーーッッ」







他の女には…フレられねぇし…


前橋に借りるのは…男として恥ずかしいし…


どうすればいんだ?


そう考えてたどりついた結果がとりあえず廊下を走ること







「あれぇ?桐走ってるー」





通り過ぎた女がいろいろ言っていたけど


全部聞こえないフリした








『ガチャンッ』







辿り着いたのは屋上…


真剣な空気を吸って…






「ぐぅー」






腹へったぁ…


俺は気を紛らわすために柵にへばりついて


外をながめていた





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