翌日。1人で街中を歩く。

「あの子に会えるかもしれない」と思いながら昨日と全く同じ道を選んだ。

「あ。」

この甘く愛しい声・・・・。

「昨日の・・・方ですよね?」

あの子だ・・・・。
僕がうなずくとにっこりと笑った。

「昨日はありがとうございました。あ、今あいてますか?」

「え、あ、はい・・・」

「よかったぁ!お礼がしたかったの!着いてきてくれますか?」

そういうと僕の手を引っ張って歩き出した。

< 10 / 22 >

この作品をシェア

pagetop