「ゆうりお兄ちゃん。ケンカしたの・・・・?」

「してないっ!!梓お姉ちゃんが勝手に怒ってるだけだもん!」

あの時は霧夜に八つ当たりばっかりしていた。

「だめだよ。ケンカはだめだよ・・・・。」

そう言って霧夜は泣いた。

「・・・・・分かった。僕、仲直りする・・・・。」

「ちゃんとしなきゃダメだよ?」

「・・・・うん。」

その日の夜だった。
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