異世界の花嫁


「きゃあ!!」


「誰だ!何しにここへきた!!」


「いやぁ・・離して」


「シェ・・イ・ナ・・」


「離してください・・」


剣をつきつけられ泣きそうな声で言葉を発する。








「悪かったな。いきなり」


「いえ。私の方こそすいませんでした」


剣を離してもらい中庭のベンチに2人で腰かけて座った。



「お前1人か?ルイアはどうした?」


「ルイアは仕事があるみたいで、だから私1人でここで待ってるんです」


「ルイアに仕事・・。そんなものはないはずだが・・・。お前の世話以外に仕事は出してないはずなんだが」


「えっ・・でも・・・」


「まぁいい。それより体調のほうはいいのか?こんなに動きまくって大丈夫なのか?」


「あっはい。一応大丈夫です」


「一応?」


「大丈夫です・・」


「ならいい。あまり無理はするな」


「はい」


















< 33 / 72 >

この作品をシェア

pagetop