異世界の花嫁
「きゃあ!!」
「誰だ!何しにここへきた!!」
「いやぁ・・離して」
「シェ・・イ・ナ・・」
「離してください・・」
剣をつきつけられ泣きそうな声で言葉を発する。
「悪かったな。いきなり」
「いえ。私の方こそすいませんでした」
剣を離してもらい中庭のベンチに2人で腰かけて座った。
「お前1人か?ルイアはどうした?」
「ルイアは仕事があるみたいで、だから私1人でここで待ってるんです」
「ルイアに仕事・・。そんなものはないはずだが・・・。お前の世話以外に仕事は出してないはずなんだが」
「えっ・・でも・・・」
「まぁいい。それより体調のほうはいいのか?こんなに動きまくって大丈夫なのか?」
「あっはい。一応大丈夫です」
「一応?」
「大丈夫です・・」
「ならいい。あまり無理はするな」
「はい」