異世界の花嫁
(そういえば昨日はここからティアスの足が見えたんだっけ)
昨日の様子を振りかえり、顔をにやかせながら歩いていく。
昨日と同じ噴水広場に出る為の角を曲がり、視界が広く開けた場所に出た。
「・・・・シェイナ?」
広場に出たとたんに自分の名前を呼ぶ声が聞こえ、声がした方に顔をむけた。
「ティアス?!」
「お前なにしてるんだ?」
「それはこっちのセリフですよ!何してるんですか?」
「何って、昨日も言った通り仕事だが」
「今日もしてるんですか?!」
「ああ。天気いい日は基本な」
「そうなんですか・・」