異世界の花嫁

告白




誰もいない空間に2人っきりで、いつもより遅い時間、ついている明りは自分達の周りだけという状態だということに少したって気づいた。



とても緊張する状況だと思い、この緊張をさとられまいと辺りを見回した。



ゆっくりと周りを見ていると視界にティアスが動いているようすが見えた。



緊張していたのも忘れティアスの様子に見入っている時に話しかけられた。



「ところで何しにきたんだ?」



話かけられるとは全然おもっていなくとてもうろたえてしまった。



「え!いや・・その・・」



「?」



「上着を・・借りた上着を返そうと思って・・」



「上着? ああ。昼間の。そんなのいつでもよかったのに。それにルイアにでも頼べばよかっただろう。なにもお前がわざわざもって来なくても」



「それはそうなんですけど・・」



「まあいい。夜は冷える。上着を届けにきただけなら、さっさと帰れ。風邪ひくぞ」








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