異世界の花嫁
「私、私、、」
「ん?どうした?」
「私、おかしいんです」
「おかしいって?」
「私、確かにこっちの世界にきてしまって、私の周りの人達みんな心配してるだろうな。とかみんなに会いたいな。とか思ってたんです。でも・・・・・」
「でも?」
「私、私、今はティアスのそばにいたいんです」
「・・・・・いい・・の・か?」
「えっ?」
「俺のそばにいるってことは、もう二度と元の世界には帰れなくなるぞ。俺の手をとるということは、俺は二度とお前を手放さないってことになるぞ。それでも本当に、本当にいいのか?」
「はい。それでもかまいません。あなたのそばにいれるのなら」