星と望遠鏡

「望いいなぁ~」


「ん?」


「席一番うしろかよ~」


「あぁ~いいだろ~」


「けっ」


そういって俺の前に座る。


「やっぱ、お前スゲーわ」


「ん?何が~?」


「あぁ~くそ~お前だけ。」


「何なんだよ~」


『アハハハ』


その時、ある声が耳に届いた。


へぇ~。星野さんって以外と明るいんだな。


それに声が綺麗だ。なんだろ?癒される感じかなぁ~


キーンコーンカーンコーン


「望、席座ろうぜ。」


「あぁ。」


そういって一番うしろの席に座る。


「はーい、みんな席についてーっ」


担任の先生が入ってきた。


うわーっ。すごい美人。


「え~、私が担任の長良 薫です。」


―――――――――――


キーンコーンカーンコーン




「おい、望。担任ヤバイよなぁ。」


「お前絶対それ言うと思ってた。」


「うるせー」


今日は学校が短いからラッキーだなぁ。
帰りにあの木の所に寄っていこうかな。




星野さんいるかな?


「おい望!!帰ろうぜ。」


「悪い、誠司。先に帰っててくれ。」


「ん?あぁ、わかったよ。じゃあな。」


「悪いな、じゃ。」


―――――――――――


俺はあの木へと足を運んだ。


あっ。いたっ!!


俺はその人の側に駆け寄る。


ん?なんだろ?様子がへんだなぁ。


独り言?


「....奇跡...奇跡なんか.....。」



っ!!



泣いてる!?

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