Princessの掟短編集






でも、そのプリンセスの壁は大きい。 



だって、今プリンセス候補になっている子は私ともうひとりいる。 



しかも厄介な相手で。 



憎むにも憎めない相手だから、余計に嫌。 



誰かって? 



それは… 



「百合亜!!」



噂をすればなんとかよ。



ライバル登場。 



「どうかしたの、美吏那?」



私の口から出た美吏那という子は私の幼なじみであり、親友。 



だから、憎めないの。 






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