Princessの掟短編集







「わたしはちゃんと食べてるよ?」



と言いながらも正直あんまり食べていなかった。



なんていうか胸がいっぱいっていうかね…



「嘘。さっきから見てたけど、全然食べてなかったよ?せっかく僕が焼いたんだからいっぱい食べてくれないと。」



そして空に近いわたしのお皿はお肉とかで山盛りになった。



「こんなに食べれるかな?」



拓磨くんがわたしを気に掛けてくれたことが嬉しかったし、拓磨くんの焼いたお肉を残すわけにはいかない。



わたしもなんだかんだ言って食べていた。







< 71 / 107 >

この作品をシェア

pagetop