Princessの掟短編集
「わたしはちゃんと食べてるよ?」
と言いながらも正直あんまり食べていなかった。
なんていうか胸がいっぱいっていうかね…
「嘘。さっきから見てたけど、全然食べてなかったよ?せっかく僕が焼いたんだからいっぱい食べてくれないと。」
そして空に近いわたしのお皿はお肉とかで山盛りになった。
「こんなに食べれるかな?」
拓磨くんがわたしを気に掛けてくれたことが嬉しかったし、拓磨くんの焼いたお肉を残すわけにはいかない。
わたしもなんだかんだ言って食べていた。