Princessの掟短編集







「だから、」と付け加えて頭をがしがしされた。



「百合亜に優しくしてるっていうより、心配なだけ…。」



わかった?というかのように私を見た。



それにゆっくりと頷いた。



「わかればよろしい。」



悪戯っぽく笑うとまた運転に集中し始めた。



そんな横顔を見ながら幸せを噛み締めた…。









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