Princessの掟短編集






優斗はメニュー表を私にも見えるように見せてくれた。



「どうする?百合亜は。」



笑って聞いてくれた優斗には悪いけど、キャビンアテンダントさんの視線が痛いのはなんででしょう。



「百合亜?」



「あっ…えっと、じゃあミルクティを。」



「あとコーヒーを。」



「かしこまりました。少々お待ちください。」



優斗からメニューを受け取るとキャビンアテンダントさんは去っていった。








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