空色POP
「嫌なものは嫌なの!大体意外って何?意外って!」
確かに、友達になるきっかけはある。
優等生で頭の良い奈実は学級委員をやっている。
そして、男子の方は・・・
「中原陵平くん。水沢君と仲良いでしょ?
ねっ?どうよ!というかあたしは中原君派かな。」
確かに中原君も力ッコイイ。
でも水沢君の方がどちらかといえばモテる。
あたしはもちろん水沢君♪
奈実は勝ち誇った顔であたしを見る。
「あ・り・が・と!」
そしてあたしは嫌みっぽく。
「どういたしまして。でもさぁ、どうやって話し掛ける?
中原君だって人気でしょ」
そうだった…。
そんな事も忘れているあたしはバカだっ。
「どうしよう」
「あたしが学級委員の仕事中に典を呼ぶってのはどう?それで自然に仲良くなる。みたいな」
でも、奈実のおかげで何とかなりそう。
「うん!お願い。いつもありがとっ!助かるっ!」
なんだかんだ言ってもいざっていう時奈実はいつも助けてくれるんだ。

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