好きが止まらない

愛してる




「先生、本当にごめんね?」
「神原が謝ることじゃないよ。俺の体調管理が甘いだけ」
「でも…あんな寒いところにいたんじゃあ悪化するよね。ごめんね」
「大丈夫だよ、気にするな」

帰りの車では、行きよりもたくさん話すことができた。
素直にそれが嬉しかった。

「神原はなんで俺に彼女がいると困るわけ?」

え…。
そんな事いえないよ。

先生が好きだからとか…言ったらそこで終わっちゃう。

「秘密!」
「ええ!なんだよそれえ!」

かわいいな、先生。
明日はきっと先生の看病なんだろうなあ。
「俺達カレカノみたいだな」
いつか言われた言葉。
現実になったら、私泣いちゃう。
嬉しすぎてないちゃうよ、先生。
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