好きが止まらない
「ほら、先生熱測って?」
「はいはい」
先生が熱を測る間、私たちは無言のままだった。
でも、ドライブの時みたいにそれは居心地のいい無言だった。
熱を測り終わった事を電子音が伝える。
「え!先生、熱あるじゃんかあ!」
「ちょっとだろ?」
「39.2℃のどこがちょっとなわけ?」
「神原の事、一日中考えてたから」
「え?」
「お前を苦しめた原因が俺で、またお前を苦しめているかもしれないって思ったから」
「そんな…そんな事ないよ先生!ちっとも苦しんでなんかないのに…」
「ごめんな、神原。お前をまわりの生徒と同じように接してあげれなくて。教師失格だな」
「そんな悲しい事いわないで、先生!」
「ああ、ありがとう」
「はいはい」
先生が熱を測る間、私たちは無言のままだった。
でも、ドライブの時みたいにそれは居心地のいい無言だった。
熱を測り終わった事を電子音が伝える。
「え!先生、熱あるじゃんかあ!」
「ちょっとだろ?」
「39.2℃のどこがちょっとなわけ?」
「神原の事、一日中考えてたから」
「え?」
「お前を苦しめた原因が俺で、またお前を苦しめているかもしれないって思ったから」
「そんな…そんな事ないよ先生!ちっとも苦しんでなんかないのに…」
「ごめんな、神原。お前をまわりの生徒と同じように接してあげれなくて。教師失格だな」
「そんな悲しい事いわないで、先生!」
「ああ、ありがとう」