好きが止まらない
先生の部屋について、インターホンを鳴らしてみる。
少ししてドアが開いた。

「ん?神原?」
「先生、大丈夫?」
「お前、学校は?」
「...」
「まぁ、高校生だしさぼるくらいするわな」
「う・うん」
「中に入れてやりたいんだけど風邪うつしちゃまずいし」
「私、先生の看病に来たの」
「そっか。ありがとう」
「うん」

「−でも学校に戻りなさい」
「え...」
「放課後...帰りにでも寄ってくれればいいよ」
「分かった」
「走って帰りなさい」
「はいはい」
< 34 / 188 >

この作品をシェア

pagetop