好きが止まらない

近くのスーパーで買い物をして、先生の家に行った。
先生はなんの抵抗もなく、私を家に入れてくれた。

「うわぁ、先生の部屋だぁ」
「このあいだも入っただろ?」
「先生の部屋見るより先に先生がふらついたんですぅ。本当に心配したんですからね」
「はは。ごめんごめん。そうだったな。あの時は本当にきつかった」

私は、買ってきた材料をまな板に並べた。
よこから先生が覗き込んで言った。
「新婚みたいだな」

やばい。今顔あげたらきっと真っ赤だ。
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