好きが止まらない
「うわっ、神原!!お前うつむいと歩いてんなよ。怖いお兄ちゃんにぶつかったらどうすんだよ!ま、ぶつかったのがこんなに優しお兄ちゃんで良かったなぁ」
「おじさんじゃん」
「待ったぁぁぁ!!まだギリギリお兄ちゃんだろ」
「何歳なん?」
「聞いて驚くなよ!24だ、24」
「あ、老け顔なんだよ」
「リアルにへこむぞ」

あ、わざとらしく肩落とした。

「うそうそうそ。先生、かっこいいよ」
「だろ!?」

だろ!?って。
自信満々だし。

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