あかねいろ【BL短編集】
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「周くんって呼ぶの、二人っきりの時だけにするね」
艶やかな髪を撫でながら、俺は周くんの額に何度もキスをする。
年は同じでも、上級生に下級生があだ名呼びでタメ口はやはり他の生徒に目立つ。
周くんもそれは望んでいないだろう。
―――――――それに。
「なんか、呼ぶと襲いたくなっちゃうから」
周くんの白い腕が、
また俺の首に抱きついてきた。
END
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