ちよ日記
「ムリムリムリッ!!!
絶対キモなるって!!」
私は断固拒否した
が、
「そんなことないって!
似合うと思うからやるんじゃん。」
と、無理矢理イスに座らせられた。
(えぇ〜…)
「熱かったら、言って。」
「ん〜。」
(イヤやなぁ〜…)
悠真の手が、頭に触れる。
ドキン
(あれ…、何この気持ち…。
てゆうか、前にもこんな場面あったような……。)
再度、手が触れる。
ドキン
(あれ…、何で私こんなドキドキしとんのやろ……
ひょっとして…
私、悠真のこと好き!!?)
一気に顔が熱くなった。
今の自分の顔、すごいと思う。多分。
そんなことも知らないかのように、悠真の手が耳に触れた。
「ヒャッ!!!」
一瞬ビクッとなってしまい、思わず変な声が出てしまった。
「!大丈夫か!?熱かった?」
心配そうに、悠真がとっさに顔を覗く。
「えっっ?うっ、うん!!」
もう、頭の中が真っ白だ。
ドキドキが収まらない。
それから数時間、
ずっと悠真のことを意識しながら、
コテの使い方など、オシャレの仕方を教えてもらった。