ちよ日記
放課後、実穂が家に遊びに来た。
部屋に入ると実穂は、こんなことを聞いてきた。
「な、ちよは好きな人おらへんの?」
"好きな人"その言葉を聞くと、頭に悠真の姿が浮かんだ。
「私はぁ……」
そう言いかけると
「悠真やろ!?」
「えっ!?」
「ハハッ!ホントなんやぁ〜!超動揺しとるやん!!」
「え…、なんでわかったん?」
「わかるさ〜!表情にも行動にも出とるし、バレバレやよ(笑)。」
「ほんま…」
「でもさぁ、悠真ってスッゴい恋に関してはニブイから!
ちよの方からグイグイ行きなよ!!」
「う…うん。」
「ちよはさぁ、悠真のどんなとこ好きになったん?」
「えと、スッゴく面白くて、時に優しいところ…。
でも悠真は私のこと多分気にしてないと思うし…」
「そっかぁ…」
「!じゃあさ!!これからうち、ちよの恋が叶うよう協力するわ!
なんかあったら、遠慮なく言ってな!」
「ありがとう…。」
こうして私には、心強い恋のパートナーができた。