【短編】君しか見えない
「郁、聞いて。」


茅乃が、半泣きで私のとこに。


「どうしたの?」


「海斗くん、彼女いるんだって。」


「そうなんだ。
だからか....」


朝から、女子が異常に沈んでる理由がわかった。


「誰なんだろう。」


私に聞かれても、わかるわけがない。



「てか、誰から聞いたの?」


「本人。
隣にいた雪斗くんもビックリしてたけど、なんか納得してた。」


嘘って事ね。


バカなんだから。
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