生徒会の秘蜜〜ケモノ達の誘惑〜

離れていくみんなを、追いかける。




でも、走っても走っても、みんなには追い付けなくて……、




しばらくすると誰も見えなくなった。




そして、あたしのまわりはまた…………




――――真っ暗になった。




もう、走るのは疲れちゃったよ。

1人はいやだけど、もう足が動かないよ……。




やっぱり……




「いやっ、ひとりはいやぁ」



あたしは溢れる涙を拭かずに、座り込んだ。






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