生徒会の秘蜜〜ケモノ達の誘惑〜
あたしの気持ちに、自分で驚いてしまった。
あたしはベッドの脇で自分の事なのに、本気で考え込んでしまった。
疑問符がいくつも頭のなかでグルグル回る。
あたしは周りの音が聞こえないくらいまで考え込んでしまっていたみたい。
――――グイッ
トリップした意識は突然現実に戻された。
「……っ?!!」
気付くとあたしはソラさんに手を引っ張られ、ベッドの上にいるソラさんの腕の中にすっぽりおさまっていた。
「なっ///」
ソラさんはあたしの背中に手をまわして、あたしをギュッと抱き締めた。
「何してるんですかっ///」
「ラビが早くしないからだよ。僕もう眠い……」
ソラさんはふわぁ〜と可愛い欠伸をした。
「だからってっ……!」
顔がまた熱くなってきちゃった。
あたしはソラさんに顔を見られないようにうつむいた。