生徒会の秘蜜〜ケモノ達の誘惑〜
「この方があったかいでしょ?」
ソラさんは優しい声で囁いた。
確かにあったかいかも……。
まだ心臓ドキドキいってるけど、ソラさんの腕の中は安心する。
その反面、当然のようにあたしを抱き締めたりするソラさんの行動が……不思議。
――――………
しばらくすると、頭上から規則正しいソラさんの寝息が聞こえてきた。
ソラさんだけ先に寝ちゃった……。
でも、ソラさんは寝ちゃってもあたしを抱き締める腕は離れない。
あたしはちらっと、ソラさんを見上げた。
なんか……
気持ちよさそうに寝てるソラさんの寝顔を見てると……
あたしも眠くなってきちゃったな…………
重くなる瞼を閉じ、人のあったかい体温を感じながらあたしは眠りについた。