生徒会の秘蜜〜ケモノ達の誘惑〜
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「だから邪魔しちゃ駄目だって言ったじゃないですか……。会長睨んでますよ?」
「え〜、俺が悪いの〜?ここ俺達の部屋じゃん」
「來美はまだ寝てんのか?」
霞み掛かった意識の中、生徒会のみんなの声が聞こえる。
「うるさいよ……。まだ、眠いのに」
頭上からソラさんの声も聞こえる。
「ん〜……?ソラさ、ん?」
あたしも起きなきゃ……。
あたしは小さくソラさんの名前を呼ぶ。
「起きたの?」
あたしの声が聞こえたらしいソラさんは、あたしの頭を優しく撫でながら呟いた。