白い鼓動灰色の微熱
清水がその視線の先を追うと、画し損ねた写真が一枚落ちていた。
 
しかも表向きだった。
 
一人目の犠牲者の、特にグロい写真だったのだ。
 
しまった。
 
思ったときには遅かった。
 
また、豊の吐しゃ物を片付ける羽目になった。
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