白い鼓動灰色の微熱
「それにIQは普通か高めです。

きっとこの犯行から何かを学習して、次の犯行を行うハズです」

「そこまでわかるんなら、次の犯行も予測が出来るんだろうな」

「できません」

「そんな、ハッキリと…」

「データが少なすぎるんです」

大塚刑事はフンと鼻を鳴らした。

「じゃあ、犯人を捕まえるまでにはまだたくさんの殺人が行われる必要があるっていうんだな。

プロファイラーっていうのは大したものだな」
 
清水はため息をついた。
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