白い鼓動灰色の微熱
綺麗な手を育ててきた持ち主なのに、せめて楽にあの世に送ってあげたかった。
 
仕方なく、もう一度突き刺すためにアイスピックを引き抜いて、惨劇が始まった。
 
止血詮を失った体は、容赦なく血を吹き始めた。

彼女も騒ぎ出して。
 
おかげで彼女も彩世も血まみれになった。
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