君が嫌いな君が好き
好きじゃない?
「咲南ちゃあぁぁああぁぁぁぁぁああん!!!!!」

あたしは咲南ちゃんに相談した。


「“別に、好きっていうか・・・”って言われたんだよ!!!?
ひどい!!!智が好きって言ってくれたっていうのにそれなのに・・・」


『とりあえず落ち着きなって!
その智くんの言葉、本音じゃないのわかんない!?』


ほ?

ん?

ね?

じゃ?

な?

い?

・・・え!?


「じっっ・・・じゃあ智嘘ついたの!?」


『さーねー♪♪』


「咲南ちゃあああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!」


その夜、稚葉弥の声は街中に響き渡りましたとさ・・・。
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