君が嫌いな君が好き

「あ、この子携帯のCMの!」


「超可愛いよな!オレまじファン」


「オレだってファンだぜ!?」


「あたしも好き!超綺麗~」


「確か名前は・・・」





「「チハヤ!」」





みんなが声をそろえて言った。


そう・・・この携帯のCMにでてる女優。


それは・・・稚葉弥なんだ。




「すごいわね稚葉弥。
ほんとに夢叶えるなんて」



大本が、優しい笑みを浮かべてそう言った。


確かにそう思う。


でも――――――・・・




「体も無事そうなのに、なんて1回も連絡くれなかったんだろう・・・」




大本がそう言った。


大本とオレは同じことを思ってた。
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