君が嫌いな君が好き
・・・智・・・。




「・・・あ!
これ・・・稚葉弥にプレゼント!」




智は真っ赤な顔してごまかすようにポケットから綺麗にラッピングされた箱を取り出した。





「えっまじでー!?
ありが・・・」





そう言おうとしたけど、智はプレゼントをゆっくりと動かし始めた。




あたしはどうしてもプレゼントのほうに顔がいってしまう・・・。






智は自分の唇のほうにプレゼントを動かし、




あたしにそっと、キスした―――――――・・・
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