この恋、叶いますか?
第1章
初恋
雲ひとつない
真っ青な気持ちいい青空
目の前に広がるのは
夢にまで見た高校生活
これから私の新しい生活が始まる―
「おっはよー」
大声でそう言いながら私に駆け寄ってくるのは
親友の美緒
中学校からの仲良しで
一緒に頑張ってこの学校に合格したんだ。
「おはよー」
大好きな美緒と一緒に
クラスが書いてある紙を見に行く
「ねえ、明。あの人超格好よくない?」
美緒が指を刺しながら言う
見てみるとさわやかな男子
美緒の好みそのものだった。
「美緒のタイプそのものじゃん?」
美緒は嬉しそうに頷く
「「あ!」」
私は美緒と顔をあわせて抱き合った
だって、美緒と同じクラスだったんだもん。
私たちは1年3組
7クラスあるのに美緒と一緒になれたなんて
やっぱり運命だなって思う。
教室に入って自分の席に着く
美緒はわたしの前の席。
これまた運命?