はじまりのうた
しかし、ある日の事―――




「おい!みんな聞けよ!」



クラスの仕切りたがりでいつもお調子者の


"長谷川元太"


通称は"はっせー"である。



私が1番苦手なタイプで、正直うざい。


「俺たちのクラスに転校生来るんだってよ!」


クラス全体がどよめく。



私は特に興味がなかった。


誰が来ようと、私自身に害はないと思うから。



「はっせー、それ本当なの?」



「女子なの?男子なの?」



女子だろうが、男子だろうが私には関係ない。


どっちでもいいだろう、って思ってしまう。


「何か、俺の勘では・・・男子?」



「はっしーの勘じゃ、意味ないよー」



「んー、まぁ!楽しみに待とうじゃないの!」



本当に長谷川はうざい奴だ。


何でこんな奴がクラスの女子に人気があるのか。


私にはまったく分からなかった。
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop