涙目恋愛。
新規、




“好きになっちゃいけない”


そう、どこかで思っていた。理由はわからないけど。


恋はもう5回もしているのに,どうしてこういう風に思うんだろう?



私,黒町 由利亜は横目で彼を見つめていた。


中学生活7回目の席替えで隣になったのは、クラスでも結構注目されてる早瀬 香伊。

彼は,男子からも、陰で女子からも好かれている。



なので,私が早瀬の隣になったことをうらやましがる女子多いだろう。
彼女たちの目をみる度にそう思う。



早瀬に告白して,泣いたことは何人もいる。

しかし、嬉泣きをしたヤツも1人、いる、らしい。

A組、というかこの学年のリーダー、明石 佳枝。
彼女には何故か女子は逆らえないらしい。


早瀬は女子とは全然話さない。
だから、やきもちをやく必要はあまりないのだ。


一方私は…、自分をあまり女子とは思わなかった。

背は高めだし、髪も結構短いし、性格も口も小学校の時と比べるとかなり悪くなったし、暴力はふるし、自分の言ってることが通らないとあまり納得できない。


しかしだからこそ、普通の女子が話さないような男子と話せるし、悪口を言わることもあまりない。

さまざまな女子を嫌う佳枝からもクラスは違うのに声をかけられる。





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