甘いKissをあなたに


「ま、待って!……」




気づけば、男の子を追いかけてた。




「あの、な、名前なんですか…?」




何から話せばいいかわらなくて、まず名前を聞いた。



「俺は、成宮光…そっちは…?」




「わ、私は、佐倉香里奈」



「香里奈かぁ……可愛い名前だな…」




つい、顔が赤くなる。




「じゃぁな!香里奈!」




ドキッ!




名前呼ばれただけなのにまた、顔が赤くなった…。




「あっ…また会える?」




「オゥ!……また会おうな!」





光は、走りながら私に手を振った。









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