ソラと私と記憶の欠片*
「...。あたしだって、同じなの、消えたくない。何時までもあんたの影でなんか居たくない!」
始めは圧し殺していた声を荒だげ、一気に絞め上げてくるのが分かる。
「ぁ...ゔっ...」
嗚呼 私死ぬんだな
なんてコトを思いながら、意識を落としていくのだった...
その時
ガシャアーンッ
窓を破るけたたましい音のお陰で、るかは深い眠りに着かずにすんだ。
「そ、ら...」
ほとんど無意識に呟く。