ソラと私と記憶の欠片*

「ルナンだ。」



呻くように復唱する
「る、ナン...?」

私は 何処かで知っている気がする。

「そう、ルナンだ。...るか、お前はルナンだろ?」


馬鹿な男だ、
こんなコトをするなんて

彼女は、一筋の涙を流し微笑み。
「"馬鹿な男だ"」
と呟いた


そう、思い出した。自分が何者で 何故ココに居るのかを...
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