ソラと私と記憶の欠片*



「馬鹿ね、あなたは私だものだからあなただって、ちゃんと愛されるは」

真っ暗闇の中で、ソラを見やる。
どんなに暗くてもはっきり見える。

「ソラ、泣いているの?」
「誰が泣くんだよ」


歩みより、しっかり抱き締めた。
もう二度と離れないように。

始めは戸惑っていたソラも、しっかりルナンを包み込むように抱き締めた。
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