ソラと私と記憶の欠片*
そう言って、ルナンの頭を優しく撫でてやる。
サラサラの髪。触れる度に空気を含み、柔らかで いつまでも触れていたいと思わせる触り心地。
透き通った飴色の ウェイヴィーヘア、変わらない...全く変わらない、あの頃と同じ。
あの頃から時を止めたままで居るのは____...。
俺を待ってるからなのか、?
沈黙を破ったのは
「___リュナちゃん、お風呂入ったら?疲れたでしょ?」アイリ。
制服の裾を引っ張り、急かす。
「ありがと、そーするね」立ち上がりアイリに付いていく。
「こっち、こっちー。あ、お洋服置いとくね。」