ソラと私と記憶の欠片*

生まれ落ちたとき、私とソラが困らないように...
たった独りで

長い長い時間。
待っててくれた


そう 考えると。
一層愛しく見え、髪を撫でた。



「!リュ、リュナちゃあぁんっっ」
今度は感動のあまり泣き出してしまった。顔中涙と鼻水でグシャグシャにして

「取り合えず、鼻かみなさい。はいティッシュ自分でできる?」

「ぅ゙うっ」

今のアイリには無理そうなので、仕方がない

「はぃ」今日はサービス

ズビズビズビビー
チーン


泣き止むまで、じっとしていよう と決めた。
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