ソラと私と記憶の欠片*
躊躇しつつも、その疑問をぶつける。
「俺は、お前を見つけ出して良かったのか?」
不安が胸を締め付けて、押さえきれない思いが 言葉となり、次々と溢れだしてゆく。
「俺は...お前を愛しても好い存在なのか?」
まるで幼い子供の様に、自分の犯した罪に 怯えるように...今にも泣きそうな顔をして
「俺は「ソラっ」
ルナンは、短く名前を呼び。もう 聞きたくないとばかりに、言葉を遮り歩み寄った。
自分の胸に包み込むように、抱き寄る
「.........。」
「少なくとも、今のあたしは____...。ルナンは、ソラ・クロナールに出逢えて良かったと思ってるよ?」
そう、今だけは アナタの側に存在(いさせて。